耐震強度アップ!瓦からコロニアルへの葺き替えで屋根の軽量化
AFTER
BEFORE
屋根の瓦をコロニアル屋根に葺き替えをし、耐震強度を上げ、地震が起きても崩れにくくしました。(軽量化)瓦は一枚一枚が重く、全部でコロニアル屋根材の8倍以上もの重さです。その為、建物の上部が重くなり、地震の際、建物上部の揺れ幅が大きくなり、倒壊の可能性が高くなります。屋根を軽量化する事で、以前の耐震(改修前)から30%程向上しています。費用は補助金(市川市 あんしん住宅助成制度)を利用しリノベーション工事をしました。
住所 |
千葉県市川市 |
---|---|
建物種別 |
一戸建て |
建築年数 |
40年 |
リフォーム部位 |
屋根 |
工期 |
10日 |
総工費 |
120万 |
こだわり・特徴 |
耐震:耐震 |
工事前の瓦屋根の状態です。雨漏り等の被害は無く瓦の状態も綺麗なままでした。
まずは瓦を取外していきます。釘で固定されているだけなので一枚一枚取り、下ろしていきます。
瓦の下は野地板、防水紙、瓦桟木があり、経年劣化が見受けられました。作業は天気の関係もあるので半分ずつ外して雨が降っても雨漏りしないようにカバーしつつ進めていきました。
全部の瓦を外した状態です。防水紙も瓦桟木も劣化しています。この後、防水紙と野地板も剥がして葺き直ししていきます。長年、太陽からの熱、風雨にさらされ、瓦を外すと、見た目より、傷んでいるケースが多く、雨漏れの原因にもなります。放置しておくと、腐朽菌(カビの一種)が繁殖。木材を腐らせてしまいます。
防水紙と野地板を葺き直したので最後にコロニアルを張っていきます。水切りと棟包み板も付けて屋根の葺き直し完了です。
防水紙(ルーフィング)の主な原料はアスファルトなのでしっかりと水から守ってくれます。劣化でルーフィングが切れてしまうとそこから水が入り、雨漏れの原因に繋がります。
工事後の状態です。瓦からコロニアルに変わり、見た目もスッキリしています。耐震性能も以前の状態から30%向上しているので地震での倒壊の恐れも低減。台風に伴う強風、暴風による屋根損害も回避できます。市川市 あんしん住宅制度もご利用して頂きました。(工事費用の一部を助成金で、申請手続きは代行が可能です)