こんにちは、アービック建設 景山です。
本日は弊社スタッフと、日頃お世話になっている協力会社さんにもお集まりいただき、
『フルハーネス型安全帯』についての取扱い研修を実施いたしました。
安全帯とは、高さ2m以上の箇所で作業する場合に、作業者の転落防止のため着用するベルトのことです。
これまでは、胴ベルトというものが多く使用されてきましたが、労働安全衛生法施工令が一部改正され、
フルハーネス型を推奨する動きとなりました。
これまでの胴ベルトは、転落した際の荷重が1点に集中してしまい、地面への衝突は回避できたとしても
ベルトが胴部や胸部を圧迫し、死亡事故となってしまうケースがありました。
フルハーネス型は、肩・胸・腿とベルトで身体全体をぐるっと包むように固定することで、転落の際の荷重を分散させることができます。
↑ フルハーネス型安全帯です。初めて着用しましたが、金具を留める箇所は、胸の前と腿の下2箇所とあり、慣れるまでは時間が多少かかる印象でした。
これが命綱になるわけですから、ベルトがゆるゆるだったり、金具がきちんとはまっていなかったりすることがないよう、きちんと着用することが大切ですね。
↑ 社内スタッフも着用していきます。
やはり慣れない為かどこに腕を通すのか、腿の下の金具の留め方に時間がかかっていました。
↑ 後ろからみるとこのような着用感です。
黒いゴムの先にそれぞれフックが付いており、このフックを安全な場所へ移動させながら身体も移動させます。
フックを両手に持ち、右手側が主軸、左手側を補助として、絶対に両フックが外れた状態にならないように、交互に動かします。
これもやはり気を付けないと、両手が宙に浮いてしまう場合があるため慣れが必要です。
労働災害の中で、最も多い事故が墜落・転落事故ですが、なかなか減らないのが現状です。
ですが、こうして安全帯の使用方法や危険な取扱い方等を学ぶことで、少しでも事故防止につなげていきたいと思います。